Stats tester plus

## アプリの特色 ##

1. Stats tester plusでは、わかりやすく簡単な操作で、数種の統計計算・仮説検定を行うことができます。現在、27個の手法が用意されています。
2. 一つのサンプル群（複数データ）を一つの窓に入力するので、多数のデータの入力・追加・修正が容易です。
3. 生データを処理する検定の最大例数は、一つの入力窓(１群)につき100です。
4. 電話配列または電卓配列の10キーパッドを内蔵しているのでデータの入力が容易です.
5. Ver 2.0からは一部の検定を除き、両側検定に加えて片側検定にも対応しました。
6. 入力データと全ての出力画面は、共有（メールやメモ）により記録に残すことができます。紙にメモする必要はありません。
7. Numbers、Excelなどのアプリから、少し手間がかかりますがcopy / pasteによりデータを入力窓へ取り込むことができます。
(M1 Macで使用する場合は、Mac画面上のNumbers画面のデータを本アプリの入力窓にコピー／ペーストするだけです。}
8. 本アプリの使い勝手は無料版であるStats tester miniで確認することができます。Stats tester miniはStats tester plusより検定数が少なく、片側検定への対応もありませんが、その使い方はStats tester plus と同様です。Stats tester miniで使い勝手を確認していただければと思います。

なお、端末の言語を日本語に設定していても、各検定画面のタイトル以外は英語表示になります。Helpは日本語で補足説明されます。

##　使用法　##

個々の検定画面には、[Help]、[Example]、[Graph]、[Calc]、[Clear]、[Share]の各タンがあります。

###　検定の種類 　###

A. 基本統計量 (平均値,中央値,四分位数など)
1. 平均値、標準偏差、歪度、尖度など
(算術平均、幾何平均、調和平均、標準偏差、標準誤差、 信頼区間 (95%、99%)、分散、不偏分散、変動係数 (%CV)、歪度、 尖度、グラフ）
2. 中央値、範囲、4分位数、箱ヒゲ図
(中央値、範囲、最大値、最小値、四分位数、四分位偏差、箱ヒゲ図グラフ）

B. 平均値, 分散などの検定 (パラメトリック)
1. 一標本t-検定 (基準値との比較)
2. 二標本t-検定 (スチューデントとウェルチ)
3. 対応標本のt-検定 (対応2群)
4. 二標本の等分散の検定 (F-検定)
5. 多標本の等分散の検定 (ルビーン検定)
6. 一元配置分散分析 (ANOVA)
7. ボンフェローニ補正法による多重t-検定

C. 中央値などの検定 (ノンパラメトリック)
1. マン・ホイットニーのU検定（二標本）
2. 中央値検定（二標本）
3. ウィルコクソンの符号付順位検定 (対応標本)
4. クラスカル・ウォリス検定と多重比較 (ボンフェローニ補正法)

D. 比率についての検定
1. 符号検定 (対応標本)
2. 二項検定 [正確計算] (一標本比率検定)
3. 二項検定 [近似計算] (一標本比率検定)
4. 二標本比率検定 [近似計算]

E. 頻度についての検定
1. カイ二乗検定 (適合度)
2. カイ二乗検定 (2x2、独立性)
3. カイ二乗検定 (mxn、独立性)
4. マクネマー検定 (対応標本のカイ二乗検定)
5. フィッシャーの正確検定 (2x2)

F. 相関についての検定
1. 直線回帰とピアソン相関係数の検定
2. 相関係数の差の検定 (一標本)
3. 相関係数の差の検定 (二標本)
4. スピアマンの順位相関係数の検定

G. その他 (正規性検定)
1. シャピロ・ウィルク検定 (正規性) とQ-Qプロット


## 付 ##
F-1. [直線回帰とピアソン相関係数の検定]のサンプル出力
===============================
[Input data: pairs (X,Y)]
X, Y
1: 1, 5
2: 4, 8
3: 4, 7
4: 6, 10
5: 8, 11

n = 5

[Correlation coefficient]
r = 0.9798012

[Regression coefficient (a and b)]
y = a + bx
a = 4.0735292 (intercept)
b = 0.89705884 (slope)

Coefficient of determination :
2
R = 0.9600103

== Test for Correlation coefficient ==

Ho (Null hypothesis) : ρ = 0 (ρ:rho)
Ha (Alternative hypo) : ρ ≠ 0
ρ: Correlation coefficient of population

Sample correlation coefficient:
r = 0.9798012
Degree of freedom:
df = 3
Test statistic:
to = 8.486422

p = 0.003436 ** (2 tails)
→ Ho is rejected.(p＜0.01)
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##　謝辞　##

このアプリのグラフ表示には、Apache 2.0ライセンスで配布されている iOs Chart ライブラリを使用しました。
https://github.com/danielgindi/Charts